室町時代から500年以上続いている機屋。現在は十九代当主。
1555年(元治元年)、日本で初めて空引機を考案し、高級な紋織物国産化を完成させる。
今宮神社境内、織姫神社の社前に「紋」碑がある。井関家四代昌庵が岡本尊行に紋織技術を伝授し、西陣織が始まったと伝えられる。民業の始まりである。
有職文様といえば天皇の御包「桐竹鳳凰麒麟文」。有職織物は伝統の色目や文様を忠実に再現せねばならない。勝手な創作はできないのである。
そのような厳しさが要求されるため「控裂」(調進したものと同様の裂地を残したもの)がある。井関家には「桐竹鳳凰麒麟文」を筆頭におびただしいほどの古代裂が残されている。
この技の蓄積が今日の御寮織である。
御寮織袋帯の特徴
・高価な本物の素材を使った極上の逸品。
・すべて手作り、手縫いで一本一本丁寧に仕上げられている。
・重厚さと格調をかもし出す本物の輝き。
・様々な着物に溶け込み、着物自体の格をぐっと上げる。
・軽くしなやか、長時間締めても疲れない体にやさしい帯。
・一般的にほとんど知られていない、限られた人だけの逸品。
・徳川家でも十五代・十九代受け継いでいる、抜群の品質保証。
・500年の歴史に全く古さを感じさせない、今後四代・五代と伝えていただける。